妊娠・出産を機に家族の保険を見直すときに考えるポイント

子供と保険見直し

我が家に赤ちゃんがやってくる!この子は将来どんな子になるんだろう、何になるんだろう。大学には行くのかな?留学なんかもするのか? 考えるだけでわくわくしてきますね!

おめでとうございます!

これから夢いっぱい希望いっぱいの毎日が始まりますね。赤ちゃんがこれからどんな道に進むのかは、それはまだ誰にも分かりません。そこで大事なのは、なるべく早いうちから将来の準備をしておくことがです。

では具体的になにをするのか。まずは保険について考えてみませんか?

保険と聞くと「ややこしそうだし・・・」「自分じゃどうすればいいか分からないし・・・」とついつい億劫になりがちですが、だからこそ、子どもの妊娠や出産の時こそチャンスです!

子どものため、将来のため、と思えば頑張れませんか? せっかくの機会を無駄にしないためにも、今一度保険について考えてみましょう。

まずは現在の保険加入状況の確認

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最初にしていただきたいことは、まず現在の保険加入状況の確認です。

職場で勧められるがまま、知り合いに頼まれて、ご自身で考えて、など状況は色々だと思います。契約当時は「なるほど」と思い理解していても、時間が経つと契約内容なんて忘れがちですよね。

まずはお持ちの保険証券を改めて確認して、以下の三つに分けてみてください。

  • 医療保険:入院、通院、けがに備える保険
  • がん保険:がんになった時のための保険
  • 生命保険:万が一に備える保険

どうですか?

案外、生命保険に加入していない方も多いのではないでしょうか。

独身時代に保険に加入した場合ですと、まだ死亡保障に重きを置かない場合がほとんどです。ご自分のために保険契約をされていますから当然ですよね。

ですが、結婚・妊娠・出産して子どもさんが出来るとそうはいきません。守るべき家族が増えるからです。

では生命保険とは?具体的にみていきます。

「転ばぬ先の杖」生命保険の必要性

子供と保険見直し

お子さんが産まれると、喜びとともに「一人前の大人に育てる」義務が生じます。お子さんを育てるのに、仮に大学まで行くとなると全て公立でも、学費が1000万円は掛かると言われています。

また現在は、国立大学の授業料は年間約54万円ですが、2031年の政府試算では約93万円になるとの見方もあります。どちらにせよ将来的に学費は上昇基調であると考えた方が良さそうですね。

そんな中、旦那さんやご自身に万が一のことがあったとしたらどうでしょうか?

一家の大黒柱が亡くなった場合、当然収入は減ってしまうことが予測できます。毎日の生活が精一杯で、子どもが夢を諦めてしまうかもしれない。そうならないためのお守りとして必要なのが、生命保険です。

生命保険は、被保険者(保険の対象者)が亡くなると、一括して死亡保険金が支払われます。

生命保険の種類は

  • 定期保険: 比較的小さな保険料で大きな保障がうけられます。保障期間が決まっている
  • 養老保険: 保障が一生涯続きます。貯蓄性がある分保険料も高め
  • 終身保険: 死亡保障と貯蓄性が一緒になっている保険。満期があり、死亡保障と満期金が同額。(例外有り)

の3つがあります。

ご家庭によって必要になってくる生命保険は違ってきますが、大まかなイメージとしては死亡保険金=1000万円+子どもさんの人数×1000万円で考れるのが良いと思います。

また若ければ若いほど、保険料が安いことがほとんどです。月々の支払を抑えるためにも早めの検討が大切ですね。

学資保険とは?

子どもさんが産まれると、まず学資保険をイメージされる方が多いのではないでしょうか。学資保険は字のごとく、学費、とりわけ大学進学費用に備える保険です。ほとんどが18歳を満期に、一括で受け取るタイプです。(分割タイプもあります)

以前は、子どもさんの死亡保障に重点を置いていたので、満期金が払い込み金額よりも少なくなっていました。しかし平成26年に商品改定が行われ、死亡保障から返戻率(満期で戻ってくるお金)に重きを置いた商品性に変化しました。

ですので、今の超低金利の銀行で積立定期をしていくよりも利回りはよくなっています。大体105%〜110%の商品が多いです。

仮に総額100万円支払うと、満期時に105万円〜110万円ほどで受け取れるイメージです。

また学資保険の最大のメリットは、もし保険契約者(旦那さんや奥さん)に万が一のことがあれば以後の支払いが免除される点です。子どもさんには学費を残してあげられるので安心ですね。

ただし途中で解約してしまうと、損をしてしまうことになるので無理のない金額で始めることが大切です。

具体的な月々の保険金額のイメージ

では、月々の支払いはどれくらいになるのでしょう?あるモデルケースの家族で考えてみましょう。

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夫30歳、妻28歳 今年第一子が誕生するという夫婦の場合についてみていきます。

モデルケースの生命保険

まずは旦那さんの生命保険について考えます。22歳で子供が大学を卒業するとして、その時の旦那さんの年齢が52歳。第二子のことも考えると、旦那さんが60歳になるまでは、2000万円〜3000万円の保証がつく定期保険に加入しておくと安心です。

では仮に2500万円の死亡保障が付いた定期保険に加入したとします。

保険 10年保障

一つ目は10年保障の定期保険です。10年ごとに見直すタイプのもので細かいライフステージの変化に対応できます。
また若い時は保険料が安いので家計への負担が軽減できます。

ただ、年齢が上がるにつれ保険料が上昇していくので、10年ごとに保険料は上がります。仮に60歳まで保険料を払い続けると、総額2,563,840円になります。

保険 30年保障

二つ目は30年保障の定期保険のイメージです。30年で満期がくるので、その間保険料は変わりません。30歳男性で、5,645円/月×30年になるので、総額2,032,200円になります。

こちらは最初の保険料が高いものの、金額が一定なので将来設計がしやすいです。また10年保障にするよりも支払う総額が安い点も魅力的です。

しかし、30年という長期の契約になるので保険内容がより充実した商品がでた時などに、見直す機会がなくなっていしまうこともあります。

どちらもメリット・デメリットがあるので、ご家庭に合うプランにするのが大切ですね。

モデルケース:学資保険

次は、学資保険について考えてみましょう。

学資保険は、満期時に300万円(入学金+初年度授業料+α)をイメージしておくと良いと思います。また、こども手当についてはできるだけ全額貯めておきましょう。そうするだけで約200万円の貯蓄が出来るので、合わせて子ども一人500万円用意することが可能です。

300万円の学資保険に加入すると、一人17,700円/月 子ども二人ですと約35,000円/月になりますね。学資保険も早く加入すればするほど月々の保険料を安くすることができます!なのでなるべく早い加入が大切です。

そうすると、

1人目 生命保険 5,645円 + 学資保険 17,700円 = 合計 23,345円/月
2人目 生命保険 5,645円 + 学資保険 35,400円 = 合計 41,045円/月

ぐらいとなります。

また共働きの場合は、奥さんにも生命保険を付けておく方がベターです。収入源のカバーと、家事負担の外注や外食の増加が考えられるので生活費が膨らむことが予想されるからです。

こちらモデルケースの奥さんが死亡保障1000万円・保証期間30年の生命保険に加入すると、1,331円/月になるので第一子誕生時点では、大体月に25,000円ほどになりますね。(※保険金額は商品によって異なります。あくまでおおよその目安と思ってください。)

まとめ

以上、妊娠や出産を機に保険を見直すポイントについてご説明いたしました。

保険は毎月それなりに大きな金額を払い続けるものなので、家族にとって本当に必要な保険の内容や現実的に回せる金額を見極めるだけでなく、今後、マイホームを買うのかどうか、親との関係をどうするのかなど、それぞれの家庭ごとに違った様々な要素が絡みます。

まずは夫婦で話合うというのは大前提ですが、最近では専門家に保険のことを無料で相談できる店舗やサービスがあるので、こういったものを利用するのもひとつの方法です。

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保険は人生で2番めに高い買い物と言われていますが、選ぶときになによりも一番大切なのは夫婦の会話です。これからどんな風に子供を育て、どんな風に家庭をつくっていくか。あらたまった話をいきなり二人でするのに、子供ができたことや、子供が産まれたというのは、とても自然に会話ができるチャンスです。

ぜひ、夫婦二人でお互いの未来について話合ってみてください。